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哲学するベートーヴェン カント宇宙論から《第九》へ

講談社選書メチエ 824
伊藤貴雄/著
著作者
伊藤貴雄/著
メーカー名/出版社名
講談社
出版年月
2025年5月
ISBNコード
978-4-06-539670-4
(4-06-539670-0)
頁数・縦
343P 19cm
分類
新書・選書/選書・双書 /講談社メチエ
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価格¥2,200

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出版社からのコメント

「われらが内なる道徳法則と、われらが上なる星輝く天空! カント!!!」1820年、49歳のベートーヴェンは筆談用のノートにこう記した。《第九》初演のおよそ4年前にあたる。ここに引用されているのは、ほかならぬカントの『実践理性批判』の結語の一部だが、少しアレンジされている。そのアレンジは、なぜ生じたのか。そしてベートーヴェンのこの感激は、何を物語るのか−−。その問いは《第九》に込められたベートーヴェンの思いへとつながっていく。若き日にはボン大学で講義を聴講していたこともあるベートーヴェンと、彼を取り巻く文化的・社会的文脈から《第九》を生んだドイツの時代精神を描き出す意欲作!ベートーヴェン(1770−1827)が生きた時代のドイツ語圏には、ゲーテをはじめヘーゲル、シラー、フィヒテ、シェリングと綺羅星のごとき知性がいた。そのなかにあって、わずかに二年しか同じ時を生きていないものの、18世紀後半以後のドイツ語圏でひときわ大きく強い輝きを放ったのが、巨星イマヌエル・カント(1724−1804年)である。天文学と神学、そして音楽がまだかろうじてつながりを保っていた18世紀後半にあってカントの哲学は、ベートーヴェンの音楽にも大きな影響を及ぼした。哲学と音楽、それぞれの領域でドイツを代表するといっても過言ではない二人が、これほど近接した時を生きたことにこそ、《第九》誕生の秘密はあった。若き日、ボン大学で講義を聴講していたベートーヴェンに遡り、やがて訪れる「苦悩を突き抜けて歓喜へ」と至る道筋を追いながら、有名無名さまざまな人的・知的交流の網の目を丹念に浮かび上がらせることで「知の歴史」を描くこれまでにない試み。【本書の内容】プロローグ 第1講 啓蒙都市ボン第2講 ボン大学の教授たち(その1)第3講 ボン大学の教授たち(その2)第4講 皇帝カンタータ第5講 歓喜に寄す第6講 無限と宇宙第7講 シラーとカント第8講 危機の時代第9講 歌劇《レオノーレ》第10講 苦悩を突き抜けて歓喜へ第11講 カント宇宙論に挑む第12講 会話帳をめぐる問い第13講 星空のエチカ第14講 第九交響曲エピローグ 思想史の星図における第九交響曲

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